亡くなったからと言って、すぐに葬儀ができるわけではありません。迅速に準備は進めますが、1日くらいはかかります。ですから、その間は遺体を安置しないといけません。地方の人は遺体を自宅に安置するのが当たり前と考えています。
なので、頭を悩ますことはありません。しかし、都心部の場合は、少々事情が異なります。都心部ではマンション住まいの人が多く、遺体を自宅へ搬送するのは気を使うと言う人も少なくありません。もちろん、マンションに遺体を搬送してはいけないと言う決まりはないです。
しかし、気が進まないと言って、葬儀社の霊安室に搬送することが多いです。また、都心部では葬儀までに何日もかかることがあります。火葬場のスケジュールの都合が多いですが、何日もかかるのに遺体を自宅に安置するわけにはいきません。
やはり、葬儀社の霊安室が役に立ちます。
家族が病院で亡くなったら、遺体を自宅に搬送するのが常識と考えられています。しかし、自宅以外に搬送することもあります。どこに搬送するかと言うと、葬儀社の専用霊安室です。都心部ではとくにですが、住宅事情から直接葬儀社の霊安室へ搬送すると言うのが普通になってきました。
また、諸事情で葬儀を行うまで時間がかかる場合、環境の整った霊安室を利用した方が負担は少ないでしょう。自宅に搬送する場合は、遺体の腐敗を進行させないように気を配らなくてはいけません。冬は遺体を安置した部屋の暖房は切る、夏は冷房を入れると言うことを絶対としましょう。
また、遺族は安置のしきたりを分かっておかないといけません。仏式の場合、北枕が常識と言うのはさすが分かるでしょう。しかし、部屋の都合で北向きが難しい場合もあります。その場合は、西向きでもOKです。